こんにちは! 中延昭和通り歯科の歯科衛生士です。
今回はお口の中に出来るできものについてお話していきます。
口の中に「できもの」ができると不安になることがあります。
これは口腔内の様々な原因で現れることがあり、見た目や特徴によっていくつかの種類に分類されます。以下に、代表的な種類をわかりやすくご紹介します。
主な口腔内の変化
- 口内炎
- 粘液嚢胞
(ねんえきのうほう) - 白板症
- 舌乳頭腫
(ぜつにゅうとうしゅ) - 舌がんや口腔がんの可能性
- その他の原因に
よるできもの
特徴
・小さな白色または黄色の丸い潰瘍が多い
・周囲は赤く炎症を起こしていることが多い
・触ると痛みを感じる
原因
・ストレス、栄養不足(ビタミンB群や鉄分の不足)
・口の中を噛んだり傷がついた場合
改善策
・栄養を摂り、十分な睡眠をとる
・市販の治療薬で痛みや炎症を和らげる
特徴
・唇や頬の内側に透明または青みがかったぶぶくれのようなもの
・痛みは少ないが、違和感がある
原因
・唾液腺が傷つき、唾液が溜まることで発生
改善策
・自然に消えることもある
大きい場合は歯科や口腔外科で切除が必要なこともあります。
特徴
・白い斑点状や膜のようなできものが現れる
・痛みはほとんどないが、しこりを感じることもある
原因
・刺激(タバコ、アルコール、入れ歯の不適合など)
場合によっては前がん病変である可能性もあります。
改善策
・歯科での診断が必要
状況によっては生検を行うこともあります。
特徴
・舌や口腔内に小さな突起物ができる
・痛みはないが、ざらざらした感触がある
原因
・ウイルス感染(ヒトパピローマウイルスが関連する場合がある)
改善策
気になる場合はすぐに専門医を受診をおすすめします。
特徴
・硬いしこり、長期間治らない潰瘍
・出血や痛みを伴う場合が多い
原因
・喫煙や飲酒、慢性的な刺激などがリスク因子
改善策
・早期診断が重要
気になる場合はすぐに専門医を受診をおすすめします。
ヘルペス性口内炎
小さな水ぶくれが集まる、
ウイルス感染によるもの
アフタ性口内炎
ストレスや免疫低下で繰り返し発生 口の中のできものは、軽いものから重篤な疾患のサインであることもあります。
2週間以上治らない場合や痛みが強い場合は、早めに歯科や口腔外科を受診しましょう。
口腔内の健康を守るためには、日頃の口腔ケアと健康的な生活習慣が大切です!