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口呼吸

みなさんこんにちは!
中延昭和通り歯科の歯科衛生士です。
今日は口呼吸についてのお話です。

口呼吸

口呼吸とは?

口呼吸とは吸う、吐くどちらか片方だけでも口から行うことです。テレビを見ているときや安静時にお口がポカンと開いている時は「口呼吸」になっています。通常、人は鼻から息を吸う「鼻呼吸」をしますが、「口呼吸」が習慣になると、舌の位置が下がって、口を閉じるための筋肉が発達不足になってしまいます。

口呼吸になる原因

口呼吸になってしまう原因には、様々なものが挙げられます。

アレルギー性鼻炎・花粉症

花粉やハウスダストによって引き起こされるアレルギー性鼻炎です。鼻水、くしゃみ、鼻詰まりにより鼻呼吸が難しくなってしまい、口呼吸になっていることがあります。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

細菌やウイルス感染、鼻中隔湾曲症、アレルギーを原因として副鼻腔で炎症が慢性化したものです。症状の中に鼻詰まりがあります。その他にも黄色い鼻水や鼻ポリープ、後鼻漏、嗅覚障害などがあります。こういったものが原因となり口呼吸になってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群

10秒以上息をしない状態が睡眠中に何度も繰り返されます。口呼吸になると舌が後ろに落ちてしまいやすく、睡眠時無呼吸症候群を合併していることが多くあります。

シェーグレン症候群

口の渇き、目の渇き、鼻の渇きが認められる病気です。膠原病に合併症として発症することがあります。根本的な治療がまだ無く、対症療法で症状を抑える治療が行われます。

糖尿病

糖尿病の初期症状として口の中が乾く症状がよく見られます。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血の場合は口の渇きとともに多量の水分補給が認められます。一年中冷たい飲み物を飲んでいたり、氷を食べている場合は鉄欠乏性貧血の可能性があります。

柔らかい食べ物

柔らかい食べ物ばかり摂取しているとお口周りの筋肉があまり発達せずお口が開いてしまいがちになります。

しゃべる機会が減った

近年ではsnsなどの携帯での連絡ツールが増え、会話をしない機会が増えました。その結果、お口の筋肉が弱まっている方も多くなっています。など、たくさんの理由があげられます。また一つが原因ではなく複数のものが重なって口呼吸になっていることもあります。

口呼吸が及ぼす影響

歯肉が黒ずむ

歯肉が乾燥してしまい、メラニン色素が増えて黒ずんでしまいます。

歯並びが悪くなる

口呼吸をしていると開咬や上顎前突、交叉咬合といった不正咬合や歯肉炎の原因となります。

風邪を引きやすくなる

お口で呼吸すると口が乾燥するので唾液の作用を受けることができません。唾液のもつ抗菌作用は病原菌やウイルスに対する免疫力を高めます。口呼吸すれば細菌やウイルスなどをダイレクトに吸い込んでしまう為、風邪やインフルエンザ、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。

口呼吸を治すには?

口呼吸を治すにはMFTという口輪筋のトレーニングが効果的です。受け口や出っ歯などを矯正治療しそれでも口呼吸をしてしまう場合は舌や口輪筋を鍛えるのが有効です。舌先をスポットに当てたまま唾液を飲み込む練習などをし、元の位置に舌を戻していきます。

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