こんにちは!
中延昭和通り歯科の歯科衛生士です。
今回は矯正すると起こりえるリスクと
トラブルについてお話していきます。
矯正の治療とは
矯正治療は歯並びや噛み合わせを改善し、美しい笑顔と健康な口腔環境を作るための治療です。
しかし、治療中や治療後には、以下のようなリスクやトラブルが発生する可能性があります。これらを理解し、適切に対処することが重要です。
矯正のリスクとトラブルの原因
- 歯や歯茎の痛み
- 装置による口内の傷
- 歯の移動による一時的な
不快感 - 虫歯や歯周病のリスク増加
- 歯根吸収
- 治療後の後戻り
- 治療期間の延長
- 予期せぬトラブル
矯正装置を調整した直後や装着後しばらくは、歯や歯茎に痛みや違和感を感じることがあります。
通常は数日で治まりますが、症状が長引く場合は担当の歯科医に相談してください。
ブラケットやワイヤーが口の中を傷つけることがあります。この場合、保護用のワックスやジェルを使うことで緩和できます。
矯正治療中に歯が動くことで、一時的に噛み合わせが不安定になったり、違和感を感じることがあります。
治療が進むにつれて改善することが多いです。
矯正装置が付いていると歯磨きが難しくなり、汚れが溜まりやすくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
毎日の丁寧な歯磨きや、定期的な歯科医院でのクリーニングが重要です。
治療によって歯の根が短くなる「歯根吸収」が起こることがあります。これは個人差がありますが、長期的な影響を避けるために治療中の経過観察が必要です。
矯正治療後、保定装置(リテーナー)を適切に使用しないと、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起こることがあります。
治療後も歯科医の指示に従い、保定装置を正しく使用することが大切です。
歯の動きが予想より遅い場合や、装置が破損した場合には、治療期間が予定より長くなることがあります。
装置の破損やアレルギー反応など、予期せぬトラブルが起こる場合もあります。
これらに対応するため、何か問題があればすぐに担当の歯科医に相談してください。
安全に治療を進めるために
矯正治療を安全に、かつ効果的に進めるためには、患者様自身の日々のケアと、定期的な通院が欠かせません。
治療を始める前にリスクやトラブルについてしっかりと説明を受け、不安な点は事前に相談することをおすすめします。
矯正治療を通じて、健康で美しい歯並びを目指しましょう!