みなさんこんにちは!
中延昭和通り歯科の歯科衛生士です。
今回は根管治療はどうして時間がかかるのかお話していきます。
根管治療は、歯の神経が炎症を起こしたり、感染した際に行う精密な治療です。
1回で終わることは少なく、数回の通院が必要になることが一般的です。
その理由は大きく3つあります。
- 根管の構造が複雑で、慎重な処置が必要
- 再発を防ぐために、しっかり消毒する必要がある
- 歯を長持ちさせるための慎重な処置
歯の根の中(根管)はとても細く、湾曲していたり、枝分かれしていることもあります。
感染した組織を丁寧に取り除き、きれいにするには、細かい作業と時間が必要です。
根管の中に細菌が残ると、炎症が再発し、治療をやり直すことになることもあります。
根管内を確実に殺菌し、感染を防ぐためには、数回に分けて薬を交換しながら治療を進める必要があります。
治療を急ぐと、見えない部分に細菌が残り、後々トラブルにつながることがあります。
根管治療は「歯を残すための最後の砦」とも言われる大切な処置です。
時間をかけて丁寧に治療することが、歯を長持ちさせることにつながります。
根管治療は根気のいる治療ですが、しっかり治せば歯を抜かずに済む可能性が高まります。
少し時間はかかりますが、大切な歯を守るため、一緒に治療を進めていきましょう。